麻雀

麻雀 ~オカルトvsデジタル~

麻雀2大戦術

麻雀の戦術を学ぼう!…といってもなかなか自分にあった戦術って見つかりませんよね?

私も初心者の頃、「結局何を学べば強くなれるんだ?」という悩みに直面したことがあります。

まず私が目にしたのは「デジタル麻雀」という言葉!その言葉を知ったときに「オカルト麻雀」という言葉も知りました。

よく対極にあるものとして説明されることが多いのですが、私なりの考えをまとめたいと思います(あくまで個人的な考えです)。

デジタル麻雀

デジタル麻雀とは、何万、何億と呼ばれるゲームの統計をとると、ある程度規則性が分かります。そして、成績に影響しやすい規則性を覚えていくことで強くなっていこう!という考え方です。

例えば…膨大な量の対局からデータから統計をとると…

  1. 親のリーチは平均10000点だということがわかった
  2. 親のリーチに追っかけると、50%の確率で振り込むことがわかった
  3. 親のリーチに追っかけると、子供は30%の確率で和了することがわかった
  4. 何もしないと親が和了する確率が20%であることがわかった

上記のようなことがわかっていたとします(数値はテキトーです^^)。このとき子供がリーチするべきかどうか判断するにはどうすれば良いでしょうか?

これを計算して正解を導き出そう!というものがデジタル麻雀です。
今回の例はテキトーな数値ですが、一応計算してみましょう^^。「数式なんて見たくない…という人は読み飛ばしてくださいww」。親のリーチが入って、子の自分が聴牌しているときを例に計算してみます。

計算してみる!

まず、1と4から、「何もしないと親は20%の確率で10000点の収入がある」…つまり何もしないと、親は「10000点 × 20% = 2000点」の収入期待値があることになります。ただこれはツモ上がりの時は1/3しか払わなくて言い訳ですから自分が損する確率は1000点ぐらいのものでしょう。

次に追っかけた場合、1と2から「子供が追っかけると50%の確率で10000点振り込む」…つまり子供は「10000点 × 50% = 5000点」支出期待値を背負うことになります。なので、何もしないよりも4000点多く点数を損するわけです。

しかし、1と3から「子供が追っかけると30%の確率で和了できる」のです。

自分が子供の立場になってみましょう。自分の手を見て「A点」の手だと仮に定めてみましょう。すると、1と3から「A × 30% = 0.3A」の収入期待値があるということですね!

追っかけた場合は何もしないよりも4000点多く点数を損するのでした。..ということは…

  • リーチをかけると4000点損する
  • リーチをかけると0.3A点収入期待値がある

上記2つから「4000点 < 0.3A点」の時にリーチをかけるべきだ…ということがわかります。「4000点 < 0.3A点…40000点 < 3A点…13333点 < A点」というように式変形できるので、13333点以上の収入見込みがあるなら子供はリーチするべき!」ということになります。

今回の例では私がテキトーに確率計算した結果なので、上記の結果が正しいわけではありませんが、このようなアプローチで正解を求めていくのが、デジタル麻雀の手法です。

仮で自分で計算してみましたが、計算してくれている本や書籍があり、それを見て学んでいくことがほとんどです。上記で説明した例以外にも「ベタオリはこの順番で切るべき!」などが計算結果から導き出されています。

論理的な私は、一度どハマりして研究しました^^。論理的で理にかなっているアプローチだと思います。特に初心者の方は一度学んでおくと、自分の打ち方が気分によってブレないので特におすすめです。

オカルト麻雀

オカルト麻雀は、「デジタル麻雀」を考えた人が、今までの麻雀戦術を指す言葉として使い始めたのかな?と思っています。

オカルトの由来としては、「流れ」「ツキ」などを理由に戦術を書いている人を批判するようなイメージで付けられた名前だと個人的には感じてしまいます。

なので、オカルト麻雀という用語は有名ですが、私としてはアナログ麻雀と呼んで欲しいな~…とか密かに思っています。

戦術本

個人的には、麻雀の経験が多い人がなんとか自分の経験を世に広めようとして書いている本などはオカルト麻雀寄りな気がしますね~^^

ただ、麻雀の経験を文章にするのはとても難しい…いや、そもそも文章にできるのか?というほど複雑なものです。「Aのような状況では、Bだから、Cとするのが良い」と書こうと思っても、Aの書き方がまず難しい。

もちろん実際の対局などを見せてAを説明している本がほとんどですが、「Bだから」を書こうとすると実際に何万局も打ってきている経験をBという文章に落とし込むのはかなり難解です。

Cとするのが良いというのは書けますが、Bが複雑すぎて文章にすることができていないため、論理的な人などは「なんで?」となってしまうわけですww。かつての私がそうでした(私の頭は理論の塊です)。

流れ

流れという言葉はいろいろな場面で使われますよね。サッカーなどでも「今は自分たちの流れだ!いっきに攻めよう!」とかいう表現が使われたりします。

麻雀でも、「なんだか自分がやっていることがことごとく上手くいく!」「どんないい配牌が入ってきても和がれやしない…」みたいなムラを感じることがありますよね?前者を流れが良い、後者を流れが悪いなどと表現します。

ただ、この「流れ」という言葉、デジタル麻雀派の人からみると「あるにはあるだろうが読むことはできないでしょ?」「流れなんて存在しない」などと否定的に見る人が多い言葉でもあります。

オカルト麻雀では「流れ」という言葉を特別嫌っている人はほとんどいないですね。

結局どちらがいいの?

「デジタル麻雀」と「オカルト麻雀」どちらがいいのでしょう?

この問題はずっと昔から議論されていますが、なかなか理解し合えないようですねww

ちなみに私は、「オカルト70%、デジタル30%」みたいな麻雀ですかね~。重ね重ね言いますが、私の頭は理論だけでできています(プログラマーですしね^^)。それでも現状はオカルト70%に落ち着いてきているのは自分でも不思議なんですよね。

少し触れましたが、初心者(特に理論的な人)が「デジタル麻雀」から学んでいくのは大賛成なんです。だって自分の経験があまりないのですから、経験者の言葉を理由もなく鵜呑みにするのは難しい人も多いはずです。

「早起きは三文の徳」…だから「早寝早起きをしなさい」と子供に教えても「なんで?」といって聞かない子供が多いのと同じです。でも20代を超える人に言うと「そうなんだよな~」と思う人もいるでしょう。

相手を尊重して!

はい!実はこのことが書きたくて今までこの記事を書いてきましたww

ここまで書いておいて無責任かもしれませんが、デジタルだろうがオカルトだろうが強い人は強い。そして、強い人はやはり真剣な場数をかなり多く踏んでいます。

そう言う人たちは主にプロの方が多いと思います。そして本を書いているのもプロの方が多いです(デジタルはIT関係の人も書いていますが)。

デジタル、オカルト、どちらにも長所と欠点があるんです。お互い欠点だけを見て批判するのだけは止めましょう。これは私の偏見だったらすいませんが、デジタル派の人が「流れ」を完全否定する意見をよく目にする気がします。私は、そんな意見を聞くたびに少し悲しくなるんですよね。

他人の長所を探そう!

他人の長所を自分のやり方で説明できる努力をしたらいいんじゃないか?私はそう思いながら麻雀と向き合ってきたつもりです(まだまだ経験不足ですがww)。

私はデジタルから麻雀を学び始めましたし、どうしても理論的なので「流れは読めないんじゃないかな?」と思いがちです。でも、だからといって「流れが存在しない」とは言い切りたくない。

もしかしたら、まだ自分の知らない方法で流れを感じ取っている人がいるんじゃないか?それとも、対局者の心理状態も関わっているんじゃないか?全自動卓の積み方に実はムラがあるんじゃないか?…いろいろなことを考えて他人の打ち方を見ています。

そして、他人が成功したらどんな理由だろうが称賛します^^。他人が結果失敗しても批判はしません。このように他人の対局を見ることが一番自分の成長になると思っています^^

まとめ

私は「オカルト70%、デジタル30%」と言いましたが、「なんとかオカルトで表現されていることをデジタルで説明できないか?」と常に考えているという表現の方が実は正しいです^^。だって、たとえ理由が文章化されていないオカルト本の戦術でも、私の数百倍経験してきた人が唱えていることなんですから^^。

実際に自分が対局していて、「なんだかわからないけどこの人は聴牌していないように感じる」みたいなことが実際にあるんですよねww。「理論だけでは説明できない何かがあるのだろう…それをなんとか理解したい!」そう思いながら麻雀を見て、打っています^^

いろんな人がいるわけですし、捉え方は十人十色!

デジタル、オカルトはただの2つの軸であって、自分流を鍛えていくのが最終的にはおすすめなのではないかと^^。ただ、それには場数を多く踏むのが最優先!

ただ、ネット麻雀とリアル麻雀の経験は必ずしも一致しないのでご注意を!

少し長くなりましたが、最後まで呼んでくださりありがとうございました(^0^)/

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日本プロ麻雀連盟第38期(四国支部 第1期)
平川 一樹
名前:平川 一樹
生年月日:1991年11月24日
職業:プログラマー・Webプログラマー・デザイナー
所属:日本プロ麻雀連盟 四国支部 第1期生
主にIT分野を生かして、麻雀業界に貢献する方法をいつも考えています。
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